トリマー不足を解消するには

トリミングサロンの店長さん、従業員さん!

毎日、人手不足じゃないですか?休日はなんとか取れているけど、毎日夜遅くまで働いて休憩時間も返上して大変ですよね。

ほんと良くわかります。。

1日も早くカットのできる人、入ってほしいですよね。

 

「いいトリマーさんいない?」

「いいトリマーさんいたら紹介してください。」

ここ数年本当によく聞かれます。トリミングサロンの経営者さんもほんとに困っているようです。
では、できるトリマーさんはどこにいるとおもいますか。

答えは、

 

条件の良いところ。

 

といっても、

給料がいいところ、技術向上できるところ、人間関係のいいところなど、

条件の良いところだと思うのは、人それぞれなんです。

中にはトリマーをやめて、OLになっている人だっているでしょう。

求人出しても人がいなくて困っているサロンさんは、「条件が良い」から外れています。

まず、いいトリマーは雇用されることを嫌がります。

とっくに独立し、お店を持っていたり、フリーで働いていたり、派遣として働いているでしょう。

技術を持っているなら、月給20万前後のような会社にはいません。

実は先日、私にも時給1100円で一日何時間かバイトで入ってほしいといわれました。

もちろん断りました。なぜなら、私は自分の技術を安売りしたくないから。

だから、今人手不足に悩んでいるお店は「いいトリマーを雇う」のではなく
「いいトリマーを育てていく」ことに力をいれるべきなんですよね。

今やるべきことは求人に反応がある新人トリマーを雇い、育てていくことではないでしょうか。

新人でも、教え方が良ければ1年でカットができるようになります。

そしてトリマーの負担を減らすために、ホテル業務などに専念できる人を雇うこと。もしくはホテルの受け入れを減らすこと。

トリマーにとってホテルの業務は本当に負担なんです。

そんな考え方は経営者目線ではないと思われますが、

今の状態を続ければ、

近い将来、今頑張っているトリマーさんたちも離れていってしまう可能性があります。本末転倒です。

時間に追われ、ホテルの業務もこなし、朝9時に出社して帰宅するのは夜9時過ぎみたいな生活は過酷で、次の日頑張れませんよね。

これじゃ長続きしません。

前述したように、「いいトリマーを育てる」にはどうしたらいいでしょうか。

早くて1年、センスのいい子は1年かからずに一人でカットまで仕上げられるようになります。

そのためには?

カットの機会を与えること。
時間がかかるからという理由でシャンプーしかさせなかったりしていませんか?

それではダメ。

必ずハサミを持たせること。

今は時間がかかるかもしれないけど毎日切らせる。

この感覚はどうしても体で覚えるしかないので。

そして、カットできる人がシャンプーと爪切りなどを済ませてから新人にまわすこと。

カットしているところを見せて教えるパターンもありますが、毎日切らせたほうが育ちが早い。

一時的にはすごく大変だけど、何か月かで結果が出はじめてお店が楽に回せるようになります。是非実践してみてください。

つまり、トリマー不足を解消するには

いいトリマーを早く育てるということ。

 

よほどいい条件がない限り、カットが早い経験者トリマーは来ません! 

 

昨今のトリマー不足は、いつ解消されるかわかりませんが
トリマーという職業は決してAIに真似できるとは思えません。今後も伸びしろのある職業だと思っています。

少しでもこの記事が人手不足の解消につながりますように。

 

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