愛犬のトリミングサロンってどうやって探していますか?
- 家から近い
- 安い
- 送迎してくれる
- カットが上手い
などなど、人によってそれぞれですよね。
でもそのサロンのトリマーさん、ほんとに愛犬のこと見ていますか?
『見ている』とは、『診ている』と言ったほうがいいかもしれませんね。
今回はトリマーさん選びについて書きたいと思います。
私は現在トリマー歴13年目になります。
最近思うのは
トリマーとしての質が低くなってきているということ。
というか、
質の高い人と低い人の差があるといったほうが正しいでしょうか。
これはトリミングサロンにカットやシャンプーをお願いしている愛犬家の皆さんや現在トリマーとして働いている方に非常に注目してほしいところです。
トリミングは毎月することです。
シャンプーやカットをする場所です。
でもシャンプーやカットをするだけではありません。
皮膚の状態や、わんちゃんの体調の変化に気づけるのもトリマーとしての仕事です。
歯の状態、しこりができているなど、毎日一緒に過ごしている飼い主さんでも気づけないことを
全身くまなく触れるトリマーが気づけるか気づけないかで
わんちゃんの将来は変わると言ってもいいでしょう。
だから、
是非トリミングサロンは慎重に選んでほしい。
近いから…安いから…で選んでほしくないのです。
私が思うのはただひとつ。
わんちゃんたちに質のいいトリマーさんに出会ってほしい。
昨今、トリマーは不足しています。
どこのサロンも喉から手が出るくらい経験者のトリマーをほしがっている状態が続いています。
なぜそんな状態が続いているのか。
当たり前のことですが、経験者トリマーが辞めちゃうから!
トリマーは女性が多いのはご存知ですよね。
結婚や出産を期に辞める方が多いのです。
トリミングをするに当たって、なるべくトリマーさんは変えないほうがいいのです。なぜなら、先述したように病気の早期発見できる可能性があるから。
そして、わんちゃん自身が毎回同じだと精神的に安定するから。
人が変わったり、場所が変わるととても不安になります。
人間もそうですよね?
行ったことのあるお店や、会ったことのある人のほうが楽です。
だから、子犬のときから同じトリマーさんにしてもらうのが理想です。
でもそれって難しくないですか?
トリマーさんが辞めちゃったり、引っ越して遠くなり通えなくなったり…
最近オススメしたいのが出張トリミング。
出張トリマーはほんの10年前まではあまりやっている人がいませんでした。
でも現在、ネットで検索すればよさそうな人たちがちらほら。
サロンを経営しているお店でも出張トリミングのサービスがあったりします。
出張トリマーのいいところは同じ場所、同じ人(※の可能性が高い)
そして新人トリマーはあまりやっていないというところ。新人トリマーにケガされたというのはよくある話です。お店では担当者を新人かベテランか選べないことがあります。
それに比べると、たいてい経験値があってカットに自信のある人がやっています。
出張トリマーにもいろんな種類があり、自宅のお風呂場などで仕上げまでしてくれたり、トリミングカーと呼ばれる移動式のスタイルで自宅近くの駐車場などでしてくれる人もいます。
カットのお直しもその場でお願いできるし、なんだか専属トリマーみたいですよね。
出張トリマーに限らず、病気や犬の行動学などの知識のあるトリマーさんを見つけてほしいです。
病気というと獣医師というイメージがありますが、病気の初期段階に気づけるのは飼い主さんかトリマーではないでしょうか。
やはり、動物病院と提携しているサロンは看護師さんとも話す機会があり知識がつきます。
また、カットの必要なワンちゃんの飼い主としてはカットの上手なトリマーさんをみつけたいですよね。
トリマーによっても得意な犬種、不得意な犬種があります。
プードル、シュナウザー、マルチーズ、ヨーキー…様々な種類があり、更に毛質もその子によってちがいます。
私が経験してきて、カットの上手なトリマーに共通していることは、
字がキレイだということ。
おもしろくないですか?
字って線が平行だったり間隔が同じだときれいにみえるんです。
それはカットでも同じで、左右対称のものを作るので定規やコンパスが使えないこの技術は目で測ることがとても重要。
最近は電子カルテを利用しているお店が多いのでなかなか直筆を見る機会はありませんが、見る機会があれば是非チェックしいてみてください。